名前:柴田 利(みのる)
年齢:46歳(1976年生まれ)
出身地:山形県寒河江市
最終学歴:専門学校卒
職歴:製造業(13年)
介護職(8年)
Playspot Funplus代表(4年目)
短期入所施設で介護職リーダーをしていた私は、
正確には覚えていないが2015年の夏くらいから徐々に
何もする気が起きず、自宅と職場の往復だけを
繰り返し、趣味だったビリヤードも行く気力はなかったのだが、
楽しいことをしなければ!と無理やり、ビリヤード場に足を運んでも
全然楽しくなかった。それよりか罪悪感の方が先に出てしまう。
食欲もなく、食べなければいけない!と、
味わうことも出来ず、味もしない食べ物を無理やり、
口に入れていたことが続き、それまでは体重も
62、3kgあったが、いつしか50Kgを下回っていた。
そのような状況の中2016年9月の
月例会議で、部下の一人から
「リーダーなんだから、ちゃんとして下さいよ!」
と他の社員もいる中で、そのような言葉を言われた。
元々、争うことが嫌いで自分が我慢すれば、その場は治まると考えが
定着していたことと、自分に自信がなかった私は、
何も言い返すことが出来ずに会議は終了した。
その数日後の出勤の朝、体が震え、息苦しくなり起き上がることも出来ず、
「どうなってしまうんだろう」と「このまま過呼吸で死んでしまうのかな」と
思いながら、1時間は布団から出ることができなかった。
数日前の会議での出来事が引き金になり、
ようやく体が悲鳴を上げてくれたんですね。
自分でもいつか、こんなことが起きることは分かっていました。
心療内科を受診して、予想通り鬱病の診断結果が出ました。
人格を形成するのに子供の頃の経験は、とてもウエイトを
占めていることが、今ではとても理解できる。
私の父は仕事で忙しく役職にもついていたこともあり、
接待なのかストレス発散なのかは不明だが
毎日お酒を呑んで帰ってきて、さらに自宅でも呑んでは、
よく母と言い争いをしていた人だったと、私は記憶している。
大きな声を出している父が怖かった私は
「怒られないようにしなければいけない」
「いい子にしなければいけない」
という思いが強くなり、自己主張はほとんどなく
いつも人の顔色を見ながら物事を考えるような
思考になっていったのでした。
よく40歳まで症状が出なかったな、と
我ながら感心します。
うつ病発症から2年弱、2018年7月にテレビの情報番組で
『ビリッカー』に出会いました。
ビリヤードを長年してきた経験と知識、過去には仲間たちと毎週のようにフットサルを
楽しんでいた時期があった私が、興味を持たないわけがありませんでした。
「これをやってみたい!世界中に広めたい!」と思い、
普及にむけて準備を始めました。
それから4か月後の11月1日に税務署へ開業届を提出し、
個人事業主としては日本初のビリッカー普及事業主となりました。
ほとんどの人が知らないものを普及させるには、相当の覚悟が必要ですよね。
でも私の中で「人に何を言われたっていい」自分の人生の主役は自分なのだから、
自分がやりたいことをやろう! と思えたのです。
『そうだ!楽しんでいこう!』
これらの経験から私が思ったこと、それは・・・
『不安と希望は表裏一体』ということですね。
「不安や悩みがある」ということは心の裏側には「希望や期待が隠れている」
その逆もしかり「希望、期待があれば、何かしらの不安、悩みはある」ということですね。
この相反する感情は表に出ていないだけで、私たちの心にたしかに存在しているのです。
しかも、人間は『損失回避』という進化の過程で備わった本能があり、
何かの事象が発生した時、自分の身を守るために「不安や恐怖」の感情が、
先に出て来てしまうそうです。
不安や恐怖という感情が先に出てくるのは、当たり前のことなのです。
なぜ、こう感じたんだろう?と深掘りして考えてみるのも良いですね。
そうすれば、心の奥にある「やってみたいこと」や「本当はこうなりたいんだ」
などの気持ちが、少しずつ見えてくるかもしれませんね。
ビリッカー普及に尽力していることで、日々の充実感は
これまで生きてきた中で、一番感じられていたのではないかと思います。
現在でもその感覚は続いていて、ワクワクしています。
事業を立ち上げて3年が経ちましたが、このワクワクを継続できているのは、
起業後ほどなくして、ご縁をいただいたコミュニティの存在が大きく影響していると思います。
そのコミュニティに関わっている人たちを見てると、
とにかく前向きで、
一般的な大人は恥ずかしくて、口にできないような
「夢」や「自分がやりたいこと」を
子供のように無邪気に話す『大人げない大人』たちでした。
そんな自分の軸がしっかりした素敵な人たちと交流していくと、
「堂々と夢を語っていいんだ」
「やりたいことを口にしていいんだ」
と思えるようになり、
自然と不安感が薄まり、安心感が増して
益々やりがいが出て、人生を楽しめるようになってます。
⇩コミュニティのコンセプト動画がこちらになります⇩
前半・後半の2部構成で、17分ほどの動画になってます。
私の今の夢は
「2030年にビリッカーのワールドカップを開催すること」
みなさんも夢に向かって楽しんでください。
夢がない。という方は夢になるような素材を探したり、
やったことのないことを体験したりされては、
いかがでしょうか?
「探す」ということ自体が良い刺激となって、
ワクワクしてくると、私は思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
私の経験・考え方が、少しでもあなたのお役に立てれるのなら幸いです。
あなたの人生がより良いものになることを願っております。